朝起きたとき、なんだか疲れが残っていることはありませんか。また、夜中に何度も目が覚めてしまったり、寝つきにくいなど、睡眠に関する悩みはたくさんあると思います。ぐっすりと深い眠りにつく事が出来れば、脳と身体の疲労回復作業が充分に行われ、すっきりとした朝を迎えることができます。質の良い睡眠をとるために、日ごろから気をつけて欲しい事がいくつかあります。
まずは、寝酒をしないことです。寝つきにくいからとお酒を飲まれる方は多いと思いますが、アルコールでは質の良い睡眠を取る事ができません。確かに、お酒を飲むと眠たくなって、寝つきやすくなるかもしれませんが、酔いが醒めたときに目も覚めてしまうため、どうしても浅い眠りになってしまいます。脳を休めることが出来ないので、翌日は疲れが残り、仕事の効率も低下してしまうことにつながります。
次に、お風呂は寝る1時間前に済ませて、ぬるめのお湯にゆっくりとつかることです。ぬるめのお湯にゆっくりと入ることで、副交感神経が活発になり、快適な睡眠を促してくれます。ラベンダーやカモミールなどのアロマオイルを使用して、リラックスしながら入浴するのも良いかもしれません。寝る直前の入浴や、熱いお湯に入ってしまうと、交感神経が興奮してしまうため眠れなくなります。
また、就寝前に携帯電話やパソコン、ゲームをするのは交感神経を高ぶらせることになり、眠りにくくなります。就寝1時間前には、それらの使用をなるべく控えるように心がけてください。
最後に、一番大切なのは生活のリズムをきちんと整えることです。毎日決まった時間に起きて、寝ることを身体に覚えさせることが大切です。休日だからといって、たくさん寝だめをしてしまうのは、体内時計が狂ってしまう原因になります。なるべく午前中に起きて、太陽の光を浴びるようにしてください。
質の良い睡眠をとれない日々を過ごすことは、とてもストレスになります。お酒を控え、規則正しい生活を心がけても、気持ちのよい目覚めを迎えることが出来ない時は、お医者さんに相談して睡眠薬を処方してもらうことも効果的だと思います。まずは、「質の良い充分な睡眠をとること」これが大切です。